有限会社仁井田本家

1711年の創業以来「酒は健康に良い飲み物でなければならない」という信条を受け継いできた金寳酒造は農薬・化学肥料を一切使わず栽培する自然米づくりを続けています。
金寳は日本の美しい田んぼを守る酒屋でありたいと思っています。
金寳の夢:「日本の田んぼを守る酒屋になる」・2011年(創業300年)までに、全ての酒を“自然米"で仕込む
・スタッフ全員が“酒のプロフェッショナル"になる
蔵のある田村を“真の田舎"にする
蔵のある場所を昔は“金沢村(かねざわむら)"と言い、そのころ仁井田本家の屋号は“寳来屋(ほうらいや)"でした。そこで“金沢の寳来屋"の金と寳をとり“金寳"と命名しました。
自然米(農薬・化学肥料を一切使わず栽培する酒米)を自社田の他、県内3つ、県外1つのグループの方々に契約栽培していただいています。この自然米だけを使い“金寳自然酒"を醸造、販売を開始したのが昭和42年で、40余年のキャリアを持つ“自然酒"のさきがけと自負しています。今年の総仕込使用米の97.9%が自然米で、平均精米歩合は66%です。特定名称酒の割合は97.3%となります。なお、平成21年の自社田での自然米栽培は約3ha(3町歩)で、夢は“自然米使用率100%"です。
※創業300年までに達成します。
自社田での取り組み
肥料は稲わら・もみ殻・米ぬかを中心に使用、同じ町内の“けるぷ農場"さんの鶏糞に同地の草・竹などと酒粕を利用して作る“田村の堆肥"を試作・研究中です。草取りは田車各種と手取り、かぶとえびを採用し、さらに“日本の田んぼを守る"お手伝いをしていただくために、田んぼ作業を一緒に行う“ふれあい体験"を行っています。
【平成21年4月25日に農業生産法人(有)仁井田本家あぐりを設立いたしました】
【平成21年10月に自社田の自然米が有機JAS認定を取得】
自社田近くの“竹ノ内の井戸水(硬水)"と自社山から湧き出る“水抜きの湧水(軟水)"というふたつの天然水をブレンドして使っています。
洗米やタンクの洗浄なども全てこの水で行っており、水を守る事も重要な仕事です。
日本酒は口に入るものですから衛生面には十分に注意し、「この蔵で造った日本酒なら安心して飲める」とお客様に思っていただけるよう、日常の清掃をしっかりと行っております。蔵内の太い梁や床板には“柿渋"を塗りこみ、厚い漆喰で囲まれた落ち着きのある酒蔵は一見の価値あり!

代表銘柄
「自然酒」「穏(おだやか)」
製造銘柄
「自然酒」「穏(おだやか)」
所在地
福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139
創 業
正徳元年(1711年)
WEBサイト
http://www.kinpou.co.jp